Python入門 算術演算子と計算のルール

Python入門

ここではプログラミング言語”Python”の初心者向けに、基本の文法について説明していきます。Python入門の初心者向けの進み方は以下をクリック。(print関数やコメント機能などの基本機能について知らない方は先に読むことをお勧めします。)

Python入門の進め方

この回では、Pythonで計算を行うさいに使うプログラムについて紹介します。

キーワード:和、差、積、商、累乗、余り

算術演算子

Pythonで使う算術演算子(計算のときに使う記号)には以下のようなものがあります。

和:+

差:-

積:*(アスタリスク)

商(小数点含む):/(スラッシュ)

商(小数点以下切り捨て)://

商の余り:%

累乗計算:**

では実際のコード例を見てみましょう。

print(7+28) #和 
print(100-50) #差 
print(23*42) #積 
print(15/7) #商 
print(15//7) #商 
print(15%7) #余り 
print(2**8) #累乗
#結果
35
50
966
2.142857142857134
2
1
256

和、差、積に関しては、数学で使うような感じで書くだけでOKです。任意の数字の間に記号を挟みます。

商に関しては、/(スラッシュ)を一つのみだと商、二つ連続して書くと商の小数点以下が切り捨てられます。例えば、商の値が4.3の場合は4に、4.6の場合も4になります。また、余りは%を使うと求まります。

累乗は、底部分を**の左側に、指数部分を右側に書くことで求まります。上の例では2の8乗を求めています。また累乗は、アスタリスク一つを使って(普通の積として)書くこともできます。

ex) 4の2乗 → 4**2(累乗で考える) or 4*4(普通の積で考える)

計算の優先順位

また計算の基本的なルールとして以下を覚えておきましょう。

和と差よりも積と商が優先 積 or 商 > 和 or 差

累乗計算は積と商よりも優先 累乗 > 積 or 商 

( )をつけるとその部分が何であろうと優先 ( ) > 累乗

図で考えると以下になります。

以下がコード例です。

print(3+5*4) #和 < 積 
print((3+5)*4) #()を優先 
print(8-3/2) #差 < 商 
print((8-3)/2) #()を優先 
#結果
23
32
6.5
2.5

計算の優先順位としては基本的に数学と似ていますが、累乗が和・差・積・商よりも優先されることには気を付けましょう。

まとめ

1.算術演算子には以下のものがある。

・和:+

・差:-

・積:*(アスタリスク)

・商(小数点含む):/(スラッシュ)

・商(小数点以下切り捨て)://

・商の余り:%

・累乗計算:**

2.計算の優先順位に注意する。

・( ) > 累乗 > 積 or 商 > 和 or 差

ミニクイズ

クイズは全部で5問あり、正解するごとに難しくなります。

復習してみてね。

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