ここではプログラミング言語”Python”の初心者向けに、基本の文法について説明していきます。Python入門の初心者向けの進み方は以下をクリック。(print関数やコメント機能などの基本機能について知らない方は先に読むことをお勧めします。)
この回では、文字列について詳しく説明していきます。
キーワード:文字列、ダブルクォーテーション、シングルクォーテーション、連結
Pythonには数値と区別するために文字列というものがあります。文字列とはその名の通り文字を集合とした列のことです。Pythonの文字列はstr型(Pythonの型に関してはこちら → データ型)として表されます。
一般に文字列を定義するときは、文字列の対象を半角でダブルクォーテーション(“”)あるいはシングルクォーテーション(”)で囲みます。
“文字列” or ’文字列’
s = "Hello World!"
print(s)
#結果
Hello World!
上の例は、”Hello World!”という文字列を出力するコードです。
文字列には日本語やアルファベットも使えますし、数字も使うことができます。
ここで注意したいのは例えば、“2021”と2021はプログラム上違うものだということです。前者は文字列、後者は数値を表します。
実際プログラムでデータ型を調べることのできる type 関数(type関数についてはこちら → データ型)を使ってみましょう。
a = "2020"
b = 2020
print("'2020'",type(a))
print("2020",type(b))
#結果
'2020' <class 'str'>
2020 <class 'int'>
‘2020’は str 、これは文字列を表す型です。2020は int つまり、整数値です。
一見同じデータに見えても、ダブル・シングルクォーテーションで囲まれたものは全て文字列になるということを覚えましょう。
また、文字列は数値と同じように、文字列どうしをつなげることができます。
例えば a = “私は、” 、b = “tomoという名前です。”として a + b はどうなるか print 関数を使って実行してみましょう。
a = "私は、"
b = "tomoという名前です。"
print(a+b)
#結果
'私は、tomoという名前です。'
結果は’私は、tomoという名前です。’と出力されるはずです。
一般に文字列の連結は、普通の足し算のように+記号で行うことができます。
そして文字列を連結するときは、文字列どうしでしかつなげることができないことに気をつけましょう。数値と文字列を + 記号でつなげることはできません。
year = 2021
print("今年は" + year +"年です。")
#結果
TypeError: can only concatenate str (not "int") to str
上の例では、yearはint型であるので、print関数内での文字列の連結は出来ません。
1.文字列の定義
・”文字列” or ’文字列’
2.文字列の連結は+記号を使う。
3.連結のさいは、文字列どうしでしか出来ない。
クイズは全部で5問あり、正解するごとに難しくなります。
復習してみてね。
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